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「エペソ人への手紙1章23節」

「科学と人生№2」~創造か・進化か?(月岡世光氏)

1.キリンの首は?

「キリンは高い木の葉を食べようとして首が長くなった」(ラマルク説)とか、 「高い木の葉まで食べられる首の長いキリンが代々生き残った」(ダーウィン説)とかいいます。  そうすると首の短い子どものキリンは、生き残れなかったことになります。
首の長くなることが進化で適者生存なら、首の短い一般動物は適者として 生存できないことになってしまいます。
また「首が長いほど、敵を早く発見して逃げられた」と言いますが、 首が長ければ目立って、敵からもかえって発見されやすいことになります。

だから、キリンの首は、進化や適者生存で長いのではないことがわかるでしょう。
木の葉が食べられない羊は、草を食べることができます。
自然淘汰や自然選択も同じ意味で、それによって羊がキリンになることはありません。
それは動物も植物も、原種を「神がその種類にしたがって造った」という聖書(神のことば)が真実だからです。 神は、キリンはキリン、羊は羊として造られたのです。

2.突然変異は、良い種をつくらない

突然変異は、10万回に1・2回の割合でしか起こりませんが、そのほとんどのものが機能障害をきたしていて、 突然変異の積み重ねによって退化はしても、進化はしないことがわかります。 突然変異は、放射能や化学薬品によっても、遺伝子に影響しておこります。

広島や長崎の原爆の放射能で、奇形、損傷、死産などが現れました。

また催眠剤「サリドマイド」などの化学薬品も、胎児に悪影響を及ぼして、 難聴や、手の短い奇形の赤ちゃんさえ生まれました。

また突然変異に関する多くの実験の結果、突然変異では動植物の新しい種類ができたことは一度もなく、 同じ種類内の変化にすぎませんでした。自然選択と突然変異等を総合しても同じことです。

3.生物には中間形(移行段階)のものが1つもない

進化論では、「動物も植物も、単純な種類から次第に複雑な種類になった」と、化石を順に並べます。 すなわち、A→B→Cと進化したといいます。

しかしもしそれが真実なら、AからBに、またBからCに進化するまでの中間形ABやBCを示す種が、 存在するはずです。しかし化石をいくら調べても、そのような移行段階にあるものは一つも発見されませんし、 現在の動植物にも、そのような中間形は一つも見当たらないのです。 これも「全知全能の神がその種類にしたがって造った」という、聖書のことばが正しいことを物語っています。

また進化が事実であるなら、手や足や目などの発達段階にある生物が存在するはずですが、そのようなものは、過去にも現在にも一つも見当たりません。 生物はそれぞれが一つ一つ、すべて完全にできているのです。

4.別の種類にはならない

同じ種類の中での変種(A1とA2) 、または (B1とB2) は進化ではありませんし、 A種がB種になることは絶対ありません。メンデルの遺伝法則からも明らかで、 犬にはいろいろな変種ができても、犬から猫は生まれません。

進化論では、進化と変種を混同しており、変種ができているうちに別の種類のものになるだろうと、 思い違いをしているのです。

これは想像上の産物で、科学上の事実ではありません。 真の科学者は、事実を素直に認める態度を持っている人です。

同じ種類内でも、変種をつくるのに限界があります。 たとえば、馬とロバをかけ合わせるとラバが生まれるが、ラバどうしでは不妊で子を生めません。 またライオンとヒョウの間にはレオポンが生まれるが、これも不妊で、同一種内での限界を示しています。

生物実験で、A種の卵子に、A種に最も近いB種の精子を結合させようとしても、 種類が違うと、精子は卵子の中に入ることがどうしてもできません。 それで、人工的に卵子の外膜を取り除いて精子を中に入れても、精子は死んでしまいます。

犬と猫や、牛と馬を交配させても子はできません。人に対して、チンパンジーやサルでも同じことです。 血液も、染色体も違うからです。

神は人を人として造られたのです。とくに、人には神から霊が与えられているので、 人は神を知り、神に祈ることができます。私たち一人一人は、神からの賜物です。

5.構造や発育が似ているのは

植物の場合でも、動物の場合でも、それぞれの構造や諸器官や発育する過程が似ているのは、 同じ造り主によるからこそ、造り方や材料(核酸とタンパク質)が似ているのではないでしょうか。

似ていることは進化の証拠にはなりません。 建物にたとえると、 犬小屋→木造平屋→鉄骨建→鉄筋コンクリート建へと自然に変化していくことはありませんし、 また犬小屋をもとにして木造平屋が造られるのでもありません。それぞれが、その種類、用途に応じて造られます。

現在の科学では、人間の卵子も精子も、「人間のもの」としてはっきり確認できます。 人間の胎児は「人間の胎児」として確認されます。

人間はいかなる発育段階においても、魚の呼吸機構のような「えら穴」はありません。 この肉塊は、耳腔や鼓膜や中耳の三小骨などをつくり上げていくものです。

人体の180もの痕跡器官と言われていたものも、 現代科学によってそれは全部私たちの体に重要なホルモンの分泌腺であることが判明しました。 これらのことは、比較解剖学、古生物学、血清学、遺伝学にもとづく明白な事実です。

6.進化していない

進化説では、単細胞動物(アメーバの類)→無脊椎動物(クラゲやイソギンチャクの類) →脊椎動物(魚類)→両棲類→爬虫類→哺乳類→人間と、長い期間に進化してきたと言います。

それならその長い期間に、進化しないアメーバやクラゲ、 魚などが現在もなお存在しているのは、なぜでしょうか。

最近山形県で1500万年前という魚の化石が発見されましたが、 同じ種類の現在の魚と比べてみると、ほとんど変わっていないのです。 これらは1500万年かかっても「進化しなかった」という証拠になるでしょう。

生ける化石動物といわれるヒレの長い肺魚シーラカンスも、 魚が地上動物になる段階の魚で、7千万年前に死に絶えたと言われていましたが、 最近マダガスカル島沖で、生きたものが何十匹もとれています。

これは魚類も、それぞれ「その種類にしたがってつくられた」証拠です。

植物でも、何億年前というイチョウやブドウの葉の化石が、 現在の葉と変わっていないのは、なぜでしょうか?

7.ノアの大洪水

恐竜時代、地球は温暖で、南極にも熱帯性の植物が生い茂っていた証拠があります。 ところが地球が急に寒くなり、恐竜たちは寒さに耐えられなくなって急に死滅していますが、進化説ではその原因がわからないのです

このような激変を、聖書だけが説明しているのです。 創世記には、世界的な「大洪水」について書かれています。それまでの地球は起伏が少なく、 大気は厚い水蒸気の層(大空の上の水)でおおわれていました(聖書の創世記1章6-7節)。 それで地球全体は、年中、温室のように温暖でした。古生代の木に年輪がないのは、 寒暖の差がなかったからで、1年中温暖であった証拠です。

また地球の大気をおおう厚い水蒸気の層は、地球の外から来る有害な宇宙線や、 紫外線、エックス線等に対して、反射や吸収をするフィルターの役目を果たしていました。

洪水以前に聖書に出てくる人々が長命なのは、そのせいもありましょう。

また、年代測定に用いられる炭素の放射性同位元素C14が半分に減るのに、 5730年かかると言われています。ノアの大洪水以前には、 大空の上の水に反射・吸収されて、地上は放射性同位元素の量が少なかったのです。

それで、ノアの洪水以前の大気の状態を無視すると、とてつもなく長大な誤った測定結果になります。 C14が最初から少なかったからです。聖書の年代に対して、進化説の年代が非常に長いのは、 この誤りと、長大な時間があれば進化するだろうと仮定しているからです。

地球の上空をおおっていた大量の水の降下と、地下水の噴出によって、 地球の温室状態は取り除かれて、太陽の光を斜めに弱く受けるようになった北極と南極の地方は特に冷え込み、 多くの動植物が氷の中に閉ざされました。 シベリヤで青草が口の中にあるマンモスの発見はそのためです。

また地球上の多くの巨大な熱帯性植物や動物が、大洪水の土砂によって埋められました。 それらが地熱により亜炭、石炭、石油となって、今発掘されているのです。 このノアの大洪水の激変を無視してその説明をすることは、困難です。 死んだ動物や植物が自然に放置されたままでは、風化作用によって、 ほとんど跡形もなく分解して、土のちりになってしまうからです。

洪水の時、地球は急激に冷えたので、地表は収縮変動して起伏が多くなり、 高い山や深い海ができて、洪水が引きました (聖書の詩篇104篇8節参照)。

今、高い山からも貝の化石が発見されますし、またグランドキャニオンをはじめ、 世界の多くの地層は、大洪水の跡を示しています。

8.地層と化石

世界の地層と化石の大部分は、この世界をおおった大洪水の泥水が沈殿していくときに出来ていった、 と考えられます。地層が帯状で何層にも重なるのは、それを証明しています。

最下層には、海底の動植物の化石が多く、上の層に行くにしたがって、魚類→両棲類→地上動物…と。 人間や知的な動物は、洪水が増すにしたがって高い所へ逃げてから濁流に飲みこまれたので、 比較的上の層から発見されます。これは進化の順序ではないのです。

また生物の化石は、生存中か死の直後、泥土ですぐ埋められなければ出来上がりません。 水中や空気中では腐って分解してしまうからです。

大洪水は多くの民族の伝説にもあります。

9.原人についても

原人といわれるネアンデルタール人やクロマニョン人は、頭蓋の容量が現代人よりも大きく、 体は直立していて現代人に劣りません。

現代人にも、いろいろな骨格の人がいます。進んだのは文明文化の進歩ですが、 古代文明の建築技術に現代よりすぐれたものがあるのは、なぜでしょうか。

そのほかのジャワ人、ラマピテクス、アウストラロピテクス等の化石の断片は、 大きな猿のものであることが最近わかりました。

10.生命のない物質からは

最近、分子生物学の研究が進むにつれて、生命のない物質から生命が発生するということは、 何十億年かかっても起こり得ないことが、わかってきました。

これはパスツールの実験でも明らかです。

11.科学の基本法則からも

たとえ一つの細胞が出来たと仮定しても、そのままでは、時間が経つとともに分解して、元素に戻ってしまいます。

これは、
「組織の高度なものは次第に低下して、簡単なものになる」
という「熱力学の第2法則」(エントロピーの法則)があるからです。 科学の法則でも、退化はしても進化はしません。

12.どうして無性から有性に

それなのにどうしてその細胞が、2倍に4倍に8倍にと、細胞分裂して増え続けるのでしょうか。

またその無性の生殖が、どうして有性の生殖になるのでしょうか。

雌と雄によって子供が出来るためには、雌も雄もそれぞれの生殖器官が、 同時にしかも双方がすぐ近くで、完全に子供の生めるものに変化しなければなりません。

そのような変化が双方同時に起こるとしたら、進化は奇跡以外の何ものでもありません。

13.複雑で精巧な細胞

一つの細胞を、電子顕微鏡で観察すると、その構造が生きた大都市のように、 複雑精巧に出来ているのに驚きます。 その中心にDNA(核酸)の糸があり、人の場合はその糸を引き延ばすと、 1.8メートルにもなります。その糸はラセン状の平行線で、 ハシゴのような階段があって、なんと50億ものいろいろな遺伝情報が、 その階段に組み込まれています。 50億というと、1000冊の大百科事典の活字の数くらいで、 世界の人口くらいです。 これほどのものが、顕微鏡でやっと見える一つの細胞の中の核に含まれているのです。

たった一つの細胞でも、偶然や進化で出来たものでないことがわかりましょう。 あなたの頭脳には、約140億の神経細胞があり、 その1つの細胞は電子計算機よりも複雑精巧に出来ており、 しかも互いに連絡し合って働いているのです。 だから、あなたの頭脳はとてもすばらしいのですよ。

14.毎日1兆2千億の細胞が体内で

あなたの体は、60兆ものいろいろな細胞によって、つくられています。 そして毎日そのうち2%の1兆2千億もの細胞が、体内で新しく造られ、 古くなったものは分解されて体外に排泄されているのです。

どんな科学者でも、たった一つの細胞でも造り出せませんが、 毎日だれが1兆2千億もの細胞をつくり、あなたを生かしているのでしょうか。 全知全能の神のほかには考えられません。

15.体は変わっても、変わらない霊

このように新陳代謝することによって、あなたの体の血液をはじめ、 筋肉や140億の脳のタンパク質まで、わずか120日で新品になります。

それなのに記憶が残るのは、なぜでしょうか。 「私」という意識も変わりません。 それは肉体の物質的な構成によって精神(霊)が出来るのではなくて、 霊は神から与えられている証拠です。

聖書には、
「神は土のちり(元素)で人を造り、その鼻に命の息(霊)を 吹き込まれた。そこで人は生きものとなった」
…が、やがて
「ちりは、もとあった地に帰り、霊はこれを下さった神に帰る」 と書かれています。
 (聖書の創世記2章7節・伝道者の書12章7節参照)

16.わずか280日

あなたは受精した一つの細胞から、何百万年もかかって、 進化して出来上がったのではありません。母の胎内でわずか280日で、 立派な人間として体のすべての器官が完全につくられたのです。

そして「オギャー」と生まれた瞬間、 それまでオヘソから酸素や栄養をとっていたのが、 鼻や口に自動的に切りかえられて、呼吸をし、 お乳を吸うようになって成長してきたあなたなのです。

その体は、どんな芸術品も及ばない美しさを持っています。

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