礼拝説教要旨
主のほうに向き直れば
私たちは皆、自分の「メガネ」、つまり固定観念を通して物事を見ています。疑いや恐れのメガネをかけると、正しい判断ができず、聖書を読むときにもつまずいてしまいます。旧約聖書の厳しい記述に心を痛めたり、受け入れられずに聖書から離れてしまう人がいるのも、そのためです。
パウロは、ユダヤ人が「覆い」をかけたまま聖書を読んでいると語りました。しかし、「主の方に向き直れば、覆いは取り去られる」と教えています。つまり、イエス・キリストというメガネ――神の「愛と救い」という御心を通して読むとき、聖書の真の意味が見えてきます。旧約の厳しい言葉の背後にも、神が民を愛し、偶像による滅びから守ろうとされた深い愛があります。
同じように、私たちの人生にも覆いがかかることがあります。試練や苦難の中で、主が共におられるという約束を疑ってしまうことがあります。しかし主は「あなたがたをみなしごにはしない」と言われました。苦難を通して私たちは鍛えられ、キリストと同じ姿へと造りかえられていきます。
福音は「愛と救い」であり、私たちに自由と平安を与えるものです。主の方に向き直り、イエス・キリストという正しいメガネをかけて生きるとき、喜びと感謝をもって歩むことができます。